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2046のmareのレビュー・感想・評価

2046(2004年製作の映画)
3.5
60年代の官能的なラブロマンスとSFの世界を行き来する作品で、欲望の翼や花様年華の続編としての側面もある。ウォンカーウァイのSFテイストは多分この作品が唯一で、2046の街並みや宇宙船のようにも見える電車の内装がロマンを掻き立てる。そしてキムタクが出ているがウォンカーウァイ映画に出ていたとしてもキャラクターの濃さと想像した通りの立ち振る舞いをするからやはりいつもの見慣れたキムタクだった。ウォンカーウァイは初期作が傑作揃いだから確かに地味な位置付けにはなってしまうが、あのサイバーパンクな街並みや電車は良かったのでもう少し観たかった。
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