のんchan

柔らかい肌ののんchanのレビュー・感想・評価

柔らかい肌(1963年製作の映画)
4.2
ずっと観たくて、ようやくレンタルに🈳がありました。
トリュフォー作品鑑賞18本目。

特典映像からの情報ですが💦
トリュフォーが今作を作るキッカケは、タクシーの中で完全なる秘密の関係と思える男女の熱いキスを目撃したことだったそう。歯のぶつかる音が聞こえるようなリアルさからインスピレーションを感じたようです😁


裕福で妻子ある男と、若いスチュワーデスの不倫を描いています。
物語は三面記事を基にし、自分の経験を忠実に取り入れ、そこに知り合いの経験をプラス、それぞれの出来事を20%づつ、残りはフィクションという構成らしい。
トリュフォーはラブシーンの撮影は好きでないとハッキリ言っていて、必要なので仕方なく撮るが、ベッドシーンもキスシーンも際どさはほぼない。けれど色っぽさはある。なんか魔法のよう💓
緻密なカット割は敬愛するヒッチコックの影響が見られる。


ピーターは著名な評論家で世界各地へ講演旅行が頻繁。結婚12年の妻はブルネット美人で魅力的だが気性の激しい女性。1人娘を可愛がっているが、夫婦仲は倦怠期。
リスボンへの飛行機の中で美しいCAのニコルと出会う。
まるで父娘のような年齢差だが、それからというもの、ピエールは二重生活のようになっていく。しかし、遊び慣れていないのもあり、全く要領が悪く、結局、ニコルからも妻からも三行半...ラストが非常に痛快💥


ピエール役はあまり見かけない俳優だったが、なにか憎めずエロさもあって良かった。

ニコル役はフランソワーズ・ドルレアック(カトリーヌ・ドヌーブの姉)で代表作の1本と言える。
この作品の3年後に事故死となってしまったが、当時22歳の容姿端麗な姿がたっぷり拝める。

脚フェチ🦵トリュフォー、フランソワーズは勿論のこと、妻役はちょっとデヴィ夫人に似たような、そちらも綺麗な脚線美でした✨


※ベッドで食事後のトレーをドアの外に出す。そこに子猫が寄って来る可愛い演出を使ってます🐈
何作か共通のトリュフォー独特のお遊び☺️
のんchan

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