名前はまだない

早春の名前はまだないのレビュー・感想・評価

早春(1956年製作の映画)
4.0
こういう小津も良い。
色んなテーマを上手いこと繋いで1本に仕上げているなと。
男は無責任なことしておいてすぐ狼狽えるなとか、奥さんはしっかり図太くたくましいなとか、人は誰でも死んでしまえば儚いだとか。
どの時代にも自称サバサバいけすかん女はいたもんだ。それもまた、たくましい女性像であった。