メル

ワーキング・ガールのメルのレビュー・感想・評価

ワーキング・ガール(1988年製作の映画)
3.9
ニューヨークの投資会社で秘書として働くテスは上昇志向の持ち主で努力家、でも所詮秘書は秘書、昇進は全く望めない。

新しく彼女の上司となった女性はテスの意見を積極的に聞くふりをして彼女のアイデアを自分のものとして裏で話を進めていた。
しかし、自分のアイデアが横取りされるのを黙って見ているテスではなかった。

今見るとファッションやメイクにびっくりするけど当時はこんなものかと見ていた(笑) テスのコートも笑っちゃうくらい肩幅がバブル。

ケビン・スペイシーがチョイ役だったり、無名だったデヴィッド・ドゥカブニーがセリフも無くチラッと出て来ます。

ハリソン・フォードが女子社員の居る事務所で電話をしながらワイシャツを着替えるシーンがあるのですが( ポットの水で脇汗も洗っちゃう )こんなひとコマを見ても演技者だなぁと感心する(^o^)

最後まで結末が見えないところが面白い。

監督はマイク・ニコルズ。
サイモン&ガーファンクルの♪Sound of Silence ♪を使った「卒業」のオープニングが印象的だったけど今回はカーリー・サイモンの♪Let the River Run ♪
カメラは自由の女神像を大きく捉え、そこからツインタワーがそびえるマンハッタン島に向けて走るフェリーを写し、夢を持って頑張る人を応援するように〜〜川よ流れて行け〜〜と歌うオープニング。

ラストもテスの顔からカメラがゆっくり引いていくとマンハッタンの街の全貌が現れる、そして♪Let the River Run ♪
何度見てもこのエンディングと曲がぴったりで、努力すれば明日は開ける…みたいな明るい気分になる。
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