GaPTooth

鉄仮面のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

鉄仮面(1929年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

色褪せた歴史の中の古きよき中世の時代。
その夢のような世界へ、そなたをお連れしよう。

当時は騎士道精神が重んじられ、国中に広がりを見せていた。そして最高に魅惑的な時代でもあった。
人々の心は、愛と情熱に道あふれており、血気盛んな男たちは死をも恐れなかった。
そして何よりも「名誉」と「友情」を重んじた。
特に強い絆で結ばれていたのは、アトス!ポルトス!アラミス!の三銃士だ!
"1人は皆のために 皆は1人のために"
いざ旅立とう!古きフランスへ!

はい。
ここまで精一杯胸張って格好つけてるフェアバンクスの長台詞(笑)
けど、本編はコメディ色が強めの剣戟アクション&スラップスティック。

1638年9月15日のパリ。
世継ぎの誕生を待ち望む民衆は、城の前に勢揃い。

そこへ妻の見舞い(しきたりとして)に現れたのは、虚栄心の強い身掛け倒れのフランス王ルイ13世。

王宮は多数の派閥互いによる陰謀や策略が渦巻いていた。

枢機卿リシュリュー 

王の銃士ダルタニアン
恋人コンスタンスは、女王に仕えている。

ルイ14世!爆誕( ノ^ω^)ノ
が、双子でビックリ!!( ; ロ)゚ ゚

双子の弟をスペイン国境へGO!

あ!ダルタニアンと三銃士は1つのベッドに4人で寝とんかい(笑)

秘密を知ったコンスタンスは殺害される。
遺言は「もう1人...」

あっという間に5年が経った。
王子と、その警護となったダルタニアンに"正当な王子の印"つまり見分ける為の証しとして、1つの金貨を2つに割った「ペンダント」をそれぞれに与えて首にかけるリシュリュー枢機卿。

リシュリュー枢機卿死去。
遺言は「もう1人...」

あっという間に20年の月日が経った。
ルイ14世は王座につく。

ロシュフォールによるダルタニアン暗殺計画は、ダルタニアンの機転で間一髪セーフ

双子の弟を「お前を王座に座らせてやる」と洗脳し、正当な王と成り代わらせて傀儡とし権力を我が物にしようとするロシュフォールの企みは成功するかに思えた。

本物のルイ14世は反逆者として牢獄に幽閉されようとしていた。
で!IRONMASK(鉄仮面)登場|д゚)!!
ルイ14世の顔を覆い首で固定され、誰だかわかんなくされたよ( ω-、)そして追放。

ダルタニアンが死んだと思い込んでいるロシュフォールは「成功した」と大喜び。

さすがの女王も「お前は、双子の弟ではないか」と薄々感づくよね。

一方、失意の正当な王は「ダルタニアンに届きますように」と神に祈り、メッセージ(金貨の片割れのイラストも)を皿の裏に刻み川へと投げ入れた。
それを拾い上げて読んだ漁師が、一路、銃士の元に届けに急いだ。

さて、漁師が持ってきたメッセージを読んだダルタニアンは、それが正当な王からのものだと悟る。
仮面の男は正当な王だ!行かなければ!

「もう1人...」( ゚д゚)ハッ!もしや陰謀?!

牢獄に駆け付けるダルタニアン!
「王を救え!」
次々と駆け付ける三銃士!
王を救出する為に地味に穴を掘る(笑)

はい。
ここからの救出劇は最高にCOOL( ノ^ω^)ノ
見応えのある剣戟シーン⚔️多勢に無勢でも一歩もひかず⚔️

ポルトス爆死(*T^T)
アラミス射殺(*T^T)
アトス相討ち(*T^T)
三銃士は本物の友情を示し役割を終えた。

パリへ急ぐルイ14世とダルタニアン。

正当な王ルイ14世帰還。
偽の王は鉄仮面を被せられ幽閉されることになる。

偽の王に背後から刺されたダルタニアンは、自分の死を悟り1人宮廷を去る。
役目を終えたダルタニアンの最期が潔く美しい(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

"1人は皆のために 皆は1人のために"

真面目に観たけどな、(。-ω-)ウーム.....これは、甘いマスクと優雅な所作、麗しい笑顔、軽やかなアクション、勇ましい剣戟シーン、もうフェアバンクスの魅力を堪能できただけの作品じゃった。

ダルタニアン物語/アレクサンドル・デュマ
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