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詩人の血のneroliのレビュー・感想・評価

詩人の血(1930年製作の映画)
4.0
■ジャン・コクトー監督、デビュー作〜🎬■
 
 
アヴァンギャルド(前衛的)映画の古典名作〜
 
本作は、無声映画からトーキー映画への移行期に生まれた前衛的「サウンド映画」の一本。

コクトー監督曰く「非現実的な出来事をめぐる写実的なドキュメンタリー映画」である。
 
4つのエピソードで構成される本作は、詩人、彫像、メキシコ人など様々な登場人物によって、ミステリアスで寓話的なストーリーが断片的に続いていく。

 
 

■やはり「鏡」のシーンが好き〜♡■
 
 
私は、コクトー監督の「鏡」の使い方、「鏡」に対するイメージが大好きだ〜♡
 
本作でも、『オルフェ』のような「鏡」の使い方が出てくる。


主人公が「鏡」を水面と見立てて飛び込むシーン。
こんな発想があるのか〜と驚かされる〜(*_*)
 
 
後は、色んなお部屋を鍵穴から覗くシーンが好きかな〜
 
ココ・シャネルが衣装を手がけている点もいいな〜♡
 
 
なんとも美しい映画でした〜🎬
 
 
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