元レンタル担当

マイアミ・バイスの元レンタル担当のレビュー・感想・評価

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)
3.8
マイケル・マンがお送りする…
女性と銃を愛でる回。

マイケル・マンの作品には街の夜景描写が印象的だ。本編にもマイアミを彩る夜景が登場する。私自身、夜景にエモさを感じるのでそういった夜の街がフィールドとなっている作品が大好きだ。

そんなマイアミを彩る光の数だけ欲望が渦巻く中、3人のリーダーが雄の本能を刺激する魔性の女によって狂わされていくお話。

その3人の内1人プロの潜入捜査官もまた…
任務を忘れるほど、麻薬並みに彼女が放つ魅惑にどっぷりはまる。
欺くということは自分の本性をひた隠しにして、別の人格を演じなければならない。
これまでその道のプロになるまでに何を失い、何を手に入れたのだろう…。

ただ、その過程で彼女のようなイレギュラーな要素によって役に飲み込まれそうになる。感情移入によって公私混同すれば破滅する。
役に飲み込まれそうになったとき…己に問いかける。

“自分の正体を”

〜それでは皆さんいい夜を🌙〜
元レンタル担当

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