イップ・マン 葉問の作品情報・感想・評価・動画配信

イップ・マン 葉問2010年製作の映画)

葉問2

製作国:

上映時間:109分

ジャンル:

3.9

「イップ・マン 葉問」に投稿された感想・評価

🤜〜〜
郷に入らば郷に従え。香港に拠点を移したイップマンだが、
武館を営むには香港の掟がある。
全ての門派と手合わせし、負けずにいられるか。
イップマンは各門派の師匠たちの挑戦に詠春拳で受けて立つ
〜〜🥊

あまりにも強く、拳を交える対戦相手を1分以内には沈めてしまうことから
人は彼をこう呼ぶのだ、イップンマンと…😏

嘘です。

稽古代もらえると思ってニヤついちゃうお茶目な師匠から始まり、
でも払える人だけで良いよって言う優しさ😌

すのこをこんなにかっこよく使いこなせるのイップン師匠しかいないわ…
花笠音頭じみた動きで敵をあっちへこっちへ捌き制圧。武闘ではなくもはや舞踏である🧚‍♂️
後のキャプテンアメリカの盾術の始祖とも言われているらしい。(俺の中で)

熱い展開では十八番と言ってもいい昨日の敵は今日の友展開。
前作で敵だった奴が、師匠によって導かれたとしか言いようがない、キラキラしたお目目で駆けつけてくる感じ。心入れ替わりすぎwwキレイなジャイアンみたいだった。
ちなみに嫁をもらうと落ち着くということらしい。

それぞれの思いを背負ったイップマン師匠VSホン師匠対決を経ながらイップマンの穏やかさに照らされ互いを認める2人の師匠、そんな折、この街を牛耳る西洋人が礼儀を欠き、師匠たちもとい中国武術そのものに唾を吐きかけた。

愚かにも虎の尾を踏み、龍の逆鱗に触れたのだ…
中国武術の誇りと弟子たちの尊厳のために西洋のボクサーに挑むホン師匠、そしてイップマン師匠…

今回のは敵がシンプルに嫌なやつ、加えてチーム単位でセコいので、こっちも観ていて熱が入るよ…余計に燃える!!

俺の中で一番熱かったのはイップマン師匠がホン師匠の技を使ったところ。演出的にもホン師匠を重ねて熱い一撃に仕上がってた。
詠春拳と洪拳。2人の拳が炸裂🐅🐉

あの縦に並べた両方の拳から放つ技はおそらく発勁。ほぼノーモーションで体内の運動エネルギーを相手に衝撃として伝達させる中国武術の技術

まさにイップマン師匠とホン師匠の怒りと誇り。そんな精神的なエネルギーをも重ねているように思わせる素晴らしい一撃!

と思いながら巻き戻して観たら、普通に振りかぶって放ってたのでただの打撃です🙂
だとしても熱いです。


「武とは拳の強さではなく、理念。」

「武術に優劣はない、どんな身分の違いがあっても人の品格は同じで貴賤に区別はない。互いに尊重できるように願う」

「常に謙虚であれ」

イップマンの武人故のかっこよさに燃えながらも穏やかな言葉で心は清められる、

心技一体の極致!!
Procon

Proconの感想・評価

3.8
Netflixのおすすめに出てきて何となく視聴したがアクションシーンが華麗かつ爽快で面白かった。ストーリーはわかりやすい勧善懲悪もの。日本軍の占領、イギリスの統治、中国共産党との緊張関係を経験する香港の歴史を考えると敵役の配置は当然こうなるだろうなと思う。ただこの映画最大の見どころはやはりドニー・イェンやサモ・ハンのアクションシーン。個人的な好みだが、ガンアクションよりも、この映画に出てくる中国拳法は身体の動きが中心なのでそれこそダンスのように見た目の美しさだけで見ていられる。(まあ画面映えする流派を採用しているのだろうが。)敵役イギリス人ボクサーが繰り出すパンチの重さや肉体の強靭さがひしひしと伝わる演出も良い。
サモハンはかっこいいなぁ
随分と中国人の都合よく書かれてるけど、まぁしょうがないか。戦闘シーンはかっこよくて良かった。
2作目も傑作。
異種格闘技戦じゃん!
名声に対して強欲なのに聖人君子ですか。
周りの人にいい顔して一番近くにいる奥さんに我慢と貧困を強いるのは精神的なDVなのでは...敵対してたのに死んだら急に親しい素振り?
今回は武器ありの対複数戦もあって迫力に磨きがかかってる。劇場で観たかった〜! ドニーウェンとサモハンの円卓での攻防もめちゃくちゃ興奮する。サモハンは1でもアクション監督として関わってるみたいだけど、どうしたらこんな振付思いつくんだろう。

序章での日本軍の印象の悪さも中々だったけど、今回のイギリス人の酷さはそれ以上。それだけ香港が日本やイギリス(あと多分共産党笑)に抑圧されてきた歴史が背景にあるってことだろうから切ないな。もちろん、事実ばかりが描かれているわけじゃないだろうけど。

イップマンの「人はそれぞれ身分の違いはあれど、その品格は同じで貴賤の区別はない」って言葉もすごく良い。その通りだし、イップマンの人間性をよく表してる台詞だと思う。物語が進むにつれイップマンだけじゃなく周囲の人たちも人間的に成長していくところが観ていて気持ちが良い。

サモハンのアクションが凄いってことで学生の頃同じ学科の子に勧められた、イップマン観るきっかけになった作品だから個人的にシリーズで一番思い入れがある。
masososo

masososoの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前作での日本軍の役割を、今回はイギリスが担っている。当時の中国がいかに抑圧の時代で民族としてのアイデンティティを奪われていたかがわかる。
そんな時代において民族の誇りを守る為に戦い続けた男イップマン。というのがこのシリーズのテーマとするところなのかな。

香港に移ってきたイップマンが武館を開こうとするところから物語は始まる。
しかし香港武術界は腐敗しており、中国武術の精神は失われていた。

そんな香港武術界のドンであるホン師匠だが、彼もまた弟子達を食べさせる為に仕方なくしていた事だった。清廉潔白なイップマンの姿を通して次第に己の目が曇っていたことに気がついていく。

そんな折に開かれたボクシング大会でイギリス人チャンピオンのツイスターは中国武術を侮辱する。中国武術の誇りを守るためにホン師匠はツイスターに闘いを挑むが、寄る年波には勝てず殴り殺されてしまう。

とにかくツイスターや警察署長が悪辣に描かれていて、中国人のプライドをぐちゃぐちゃに踏みにじってくる。
それを機に敵対していた中国人同士が一致団結して立ち向かうというお手本のような勧善懲悪の形なのでイップマンがツイスターを倒したときのカタルシスがもの凄い。ピンチでホン師匠の姿がフラッシュバックする演出もかなりアツい。

しかしイップマンはこう語る。
「人はそれぞれに身分の違いはあれど、その品格は同じで貴賤の区別はない。心を開き互いに尊重できるよう願う。」

映画として散々と反英感情煽っておきながらこう諭されるのだ。余計にメッセージが強調され身につまされる。

前作同様アクションシーンは凄いんだけど、ラストバトルは足技禁止されたせいですこし窮屈な感じがした。
ドニー・イェンはもちろんのことサモ・ハン・キンポーがあの年齢と体格であれだけ動けるのには驚愕。

ラストで李小龍が訪ねてくるという引きは最高。作品全体としても弟子の登場、ホン師匠の衰え、老いに対して言及するなど次回の“継承”に繋がる描写が随所に見られシリーズとしての完成度も高いと感じた。
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