ふぁるこんりえ

マディソン郡の橋のふぁるこんりえのレビュー・感想・評価

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
5.0
とてもよかった。
昔の名作映画とは知ってたけど、久しぶりに名作を観たと改めて実感しました。

クリント・イーストウッドが監督をし、自ら演じる。
彼の存在を知ってる頃から、おじ様だったイメージがあったので、年齢を確認
1930年生まれ。彼は現在なんと90歳!
この映画は1995年なので、演じてた時は65歳
ちなみにメリル・ストリープは1949年生まれ、演じてたのは45歳

原作はロバート・ジェームズ・ウォーラー
原作者がアイオワ州に住んでたこともあり、舞台はアメリカ、アイオワ州のマディソン郡

ちょうど映画を見る前に、不倫をしてることに対して、
幸せですか? ふとした瞬間に虚しくなりませんか? という問いに、
虚しいから不倫するんです。仕事もプライベートも満足してたら不倫する時間つくるの面倒なだけ
という答えを見ました。

この映画を見たら、不倫は悪いものとは一概に言えず。
むしろ、この映画の中の不倫はとても美しかったです。
不倫じゃなくて、ただただ二人の男女の美しい恋のように感じました。

実家を離れ、働きだしてから感じたことは、
母親は家族のためにしてくれてることばかりで、
とっても都合がいいけど、今の気持ちでまたあの頃に戻れるなら、
お母さんの手伝い、自分のことはちゃんとしたかったなぁと思ったり、
父親は日々働いてるのに、休みの日になると家族を出かけに連れてったりして、
もし、もし自分に家族が出来るなら、
家族の為にも自分のためにも、一緒の時間を楽しめるような時間を過ごしたいなとか
現実を理解していないような理想を持ってたりする。

ロバートは本当に優しいひとです。
懐が大きいです。私も惚れちゃいます笑

フラチェスカがロバートのために、洋服を買いにって、
普段しないアクセサリーを身につけ、鏡で何度もチェックしたり、
そんな姿が、もう可愛らしくて、
それに私は、メリル・ストリープの頬杖をつく姿、表情がとても好きだなと思った

本当に本当に良い映画です。
この映画を離れて暮らす、映画好きの伯父に電話したら、DVD持ってると言って、
さすがおいちゃんだなと嬉しく思い、
親友ちゃんに連絡した時も話したら、名作よな〜と話、それも嬉しくなった。

名作中の名作

フランチェスカのこどもたちも、
最初は理解できない母親に対しても、
大人になった自分たちと重ね、考えが変わっていく様子もとても良かった。

原作も読んで見たいし、マディソン郡の橋に行ってみたくもなりました。

考えるだけでも胸がいっぱいになる作品

最後の、バックミラーのシーンが好きです。

2020.07.24