箱蛙

ヴェロニカ・ゲリンの箱蛙のレビュー・感想・評価

ヴェロニカ・ゲリン(2003年製作の映画)
4.5
数カ月前にたまたまTVつけたらやっていて、後半1/3だけ観て「これは一体何事?」と気にかかり、ようやくレンタルで鑑賞。

ごく最近の実話だったとは。

鬱々とした空気感と色彩、丁寧なカメラワークから訴えかけてくるものがあり、ケイト・ブランシェットの徹底した演技と相まって、結末を知っていながらも惹きこまれた。

レンタルながら、監督と脚本家二人のコメンタリーが2本収録されているのは、興味をもった者に更に深くこの史実と制作側の作った理由と姿勢を伝えるためであり、結局連続3回観てしまったのだけど、飽きることなどなかった。

アイルランドという国について思いを馳せることになった作品。
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