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桐島、部活やめるってよのSHiNのレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
4.5
桐島、部活やめるってよ。
実際↑のような冷静な状態じゃなかったところにこの桐島くんという男の影響力の凄さが伝わってくる。

僕にしてみれば、部活を辞めることよりも、″桐島、出演してないってよ″の方がとても衝撃的(笑)桐島くんの人物像や人間関係はそれに翻弄される周囲の生徒達の動揺ぶりを見ているとわかってくるんですね。で、それと同時に彼らの中にある悩みや葛藤なんかも見えてきて、みんな青春やなー‼ととても懐かしくなった。

まぁ、青春やなー‼なんて言ったら、当人達から顰蹙を食らうことは明白で、それほどリアルにその高校生特有の重みが画面からビシバシと伝わってくる。その重みが懐かしさと一緒に激しく共感させてくれた。

所謂クラスでモテる人気者グループと、ネクラなおとなしいグループの格差社会なんかもとってもよくわかる。神木くんはイケメンすぎるけど実態は映画部の面々がリアルにそれを表現してくれていて、その役者魂には感動した。

自分なんかも学生のころは美術部で、男のくせに文化部、てことで一部のクラスの人気者女子グループにこそこそ冷たいことを言われたことがあった。でも別に良いんだ!好きなことやるのに、大好きな油絵を描くのに彼女達の言葉はなんにも気にならない!
……でもやっぱり運動部で人気者のクラスメートを見ると、自分もあれぐらいコミュ力があればなぁ…て内心思うこともありましたよね正直。

しかし、今回の物語の中でこの格差の溝が逆転する事象が発生する!
そして、桐島くんの去就の行く末は?!

青春時代の淡い想いや悩み、おそらく誰でもに経験があったでしょう。それを我々鑑賞者も、桐島という男に彼らと同様振り回されることは間違いなし。