夏来

桐島、部活やめるってよの夏来のレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
3.8
久々に見直したので再レビューです。

まさにドラマティック!日常の、本来なら劇的でも何でもない風景を取り出してこねくり回してジュラシック・パークさながらの一大スペクタクルに仕立て上げるのが、吉田監督まあ上手い!これってのが映画にしかできないことですよね。アングル、カメラワーク、BGM、スローモーション、色彩、ワンシーンの尺、全部を操れる映画だからこそ、成せる業ですよね。やー、気持ちよかっただろうなあ、ラストのあのゾンビシーン仕上げたとき。まさに全能の神様ポジション。八ミリ持って俯いてるだけの冴えない窓際少年が、全能の神様になる瞬間。スクールカーストも将来も成績も気になるあの子も、全部どうでもよくなる瞬間。脳内麻薬大放出!のあの瞬間。あれが撮りたかったんだろうし、アレ以外は全部前ふりみたいなもんなんですけどね、前座がよくないとね、舞台あったまらないし。
それにしても今見直すと何たる豪華キャスト。スクールカーストのあるあるが上手い上手い。中高ってああいう感じ、見えなくなった途端陰口言って盛り上がる女の子いたよね~!ってニヤニヤしてたら、隣で見てた母が「まあ学生時代のカーストがそっくり逆転したりするから人生面白いんだけどね」って。二十年後はまだ知りませんが、そういうもんらしいから頑張ろう映画部。