2023/06/10
監督 吉田大八
神木隆之介
橋本愛
"生徒会・オブ・ザ・デッド"
高校の人気者でバレーボール部のエース「桐島」が、ある日突然部活を辞めるというニュースが駆け巡る。
それをキッカケに、「桐島」の友人、彼女、部活仲間、更には映画部の面々等、様々な生徒達の高校生活が大きく揺れ動いていく様を描く青春群像劇。
初めて見た時、予想以上の面白さに驚いた。
学園の人気者達と映画マニア達、全くタイプの違う彼等が邂逅し、それぞれの苦悩や秘密が明かされていく、自分が体験した高校時代に思いを馳せ、懐かしく、あるいは思い出したくない記憶も蘇る感傷に駆られた。
こういう奴いたよな、と共感させられる登場人物、それを演じる今では人気俳優となった若手俳優達のリアルな演技、個人的には特に松岡茉優の役柄に腹立ちながらも見入ってしまった。
クライマックスの屋上、神木隆之介演じる映画部部長の叫ぶシーンに心が震えたことを覚えている、あれは郷愁か、それとも羨望か。
傑作です。
鑑賞日2014年6月3日、DVDにて