高校ってどんなところなのって聞かれたときに見せたい映画。高校生の日常をリアルに伝えるというのがこの映画の目標だと感じた。幽霊部員、どこか頼りない先輩、好きな子以外見えなくなる女子、本当の姿とクラスメイトからみた姿のズレがあるやつ、空気を読んで付き合っているのを隠すカップルといったどこの高校にも絶対に存在するだろうなーって人を登場させることで非常にリアリティーのあるものになっていた。桐島がどうなったのかわからないのも妙にリアルだった。誰しも高校の頃どうなったかわからない人というのは必ずいると思うし、その行方については誰も知らないということを伝えるためにあのような終わり方にしたのだと思った。