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少年は残酷な弓を射るのlamiのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.3
食べ残した牛乳混じりのシリアルを、キッチンのシンクに捨てる。フルーツの果汁を飛ばしながら噛み砕く。食パンの赤いジャムがたっぷりついた面を下にして、テーブルにベチャっと投げ捨てる。トマトの果肉まみれの人々、しかも薄着、人ぎゅうぎゅう。
不快感を伴う生々しい描写満載!

ティルダ・スウィントン演じる母親の硬くなった表情で息子を抱きしめるシーンが忘れられない。

こんな化け物サイコパスみたいな子が産まれてきたら、どうなってしまうんだろう。

小さいながらに子供は望まれていなかったことを直感的に感じとり、こんな風に歪んでしまうんだろうか。。

ティルダが出演してると知り軽い気持ちで観てしまったのですが、あまり体調が良くない時に観た為か冒頭のトマト祭りの映像だけでだいぶ気持ち悪くなりました。( ; ; )笑
これはタフな時に観るべき作品!
鈍感な夫には腹が立ちます。こういう時、夫婦の愛が試されるなぁと。
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