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少年は残酷な弓を射るの821のレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.8
珍しく、原題よりも邦題の方がセンスあると思った映画。あまりにも救いようが無く残酷で、鑑賞後めちゃくちゃ引きずってしまっている。

ストーリーを際立たせる演出がめちゃくちゃ巧みで、暖かみ溢れるべき場所なのに無機質な家だったり、目につきすぎるくらい強調される赤色が印象深い。
望んで授かった訳ではない子供に対して困惑するエヴァと、ひたすらに悪意のある感情を向け続けるケヴィンに寒気がした。2人の溝は深まっているように見えるけど、結果的に二人しか知らない秘密を共有してたり、ケヴィンが本性を母親にしか見せてなかったり、あと父親よりも母親にすごく似て見えたり、2人の繋がりがすごく太いものに見える。
子役の、エヴァに対する憎悪の目線から父親に対して演じている無邪気な子供に変わる瞬間が本当怖かった。。。そしてケヴィンの一挙一動が本当に不気味すぎた(爪/パン/ジャム)

好きか嫌いか好みを聞かれたら嫌いな映画ですが、ものすごくよくできた良作。