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少年は残酷な弓を射るのざべすのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
5.0
一人の母親から見た、陰のあるミステリアス美少年と鮮烈な赤の物語。

あ"ぁ"ーーーーーーーーー!!!!!
自分の息子が手がかかる怪獣みたいなやつなので人ごとじゃない映画だった!!!!!!
さすがに映画の方が「奇跡の人(人類の脅威的な意味で)」だったので、「うちの子マシだな!!!」とは思ったけど、それでも人ごとじゃなかった。

映画みたいに
マセてて、鋭くて、聡くて、気分にムラがあるがある子どもが産まれたら、
本人的にもツライだろうし、両親にかかる荷も尋常じゃないよなと恐れおののく。

しかも、旦那は状況を把握してないし(あるある。非常に分かる)、モンスターみたいに感じている子の姿が鏡に映ったら己の姿が見えたりと
画面のメイン外の母親の憔悴もハンパない。
母親も同じ穴のムジナなんやけどな!!(非がないとは言わせない)

あ、「弓」ってキツく反り張っている弓の弦をたとえた“反抗期”のことかと思ってたら(間違ってはない)、物理的にも弓だった!!
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