カント

ピエロの赤い鼻のカントのレビュー・感想・評価

ピエロの赤い鼻(2003年製作の映画)
4.5
素晴らしい\(^o^)/
父が大切にするピエロの赤い鼻。95分の短い映画ながら、凝縮されたヒューマンドラマの傑作💡

教師のジャック・プゼ先生の特技はピエロ芸。ピエロのゾゾと名乗り舞台に立ってお客さんを笑顔にする。
ジャックの息子リュシアン君は、父のピエロ芸が恥ずかしくて見ていられない。そこへジャックの親友、帽子屋のデサンジ氏が、なぜジャックがピエロを演じるかを教えてくれた。

1940年フランス国内にナチス・ドイツ軍が侵攻してきた。レジスタンス運動家が抵抗するもののナチスの進軍は止まらない。
若き日のジャックとデサンジは運動家ではないが、レジスタンス運動を真似て少しでも抵抗運動の助力をしたい。そして兵士の輸送列車の信号所を爆破する。

町の男達が集められ犯人が名乗り出るまで4人の人質が選ばれた。
ジャック先生。
デサンジ氏。
バイエール(ジャック先生の教え子)
プレザンス(保険屋)
名乗り出れば犯人として処刑される。名乗り出なければ、人質として処刑される。

縦穴に監禁された4人を見張るのは、ゾゾと名乗るナチスの兵士だった。
4人の人質の運命は。

脚本、超優秀!短い映画なので描写が不十分な部分は否めないけれど、信号所のフェリクスの妻ジェルビエ夫人の笑顔も素晴らしかった。
ジャック先生とデサンジ氏を、もう少し若い俳優さんに演じて欲しかったかな😅初老過ぎる(笑)
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