『愛情萬歳』などの鬼才ツァイ・ミンリャン監督の長編デビュー作。東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞、金馬獎作曲賞などを受賞し注目を集めた。
このときからミンリャンはミンリャンしてるな。今のアー…
愛情萬歳のあの2人が若かったころの話じゃないのか?と思うほど、ツァイ・ミンリャンが撮りたい人物はリアル。セリフや音楽は愛情萬歳より多いものの、やはり多用しないことで見えてくるものがある。90年代の台…
>>続きを読む見事親父の復讐を果たしたシャオカン君による喜びの舞。これ必見。
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何故か必ず4階に停まるエレベーターへ、扉をすり抜けるようなカット割で入っていって、部屋は排水口の逆流で孤島になっている…
後に労働やら結婚やらで人生が消費されるからこそ輝いて見える、若かりし日の短い短いモラトリアム。僕にはもうこのような日々を送る事は無いのだと思うと胸が痛いが、その痛みもまた人生…。
陽キャの主人公は…
いわゆる晴天の下で爽やかに過ぎ去っていく青春映画とは真逆の青春映画。上からは雨が降り続き、下からは下水が溢れ出る。エレベーターは途中で止まる。行き詰まり息詰まりながらも自分を生き詰まらせないように暗…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ファーストカットの豪雨がずっとこの映画の全体を覆っている。ラストは微かに光が見える
最初の5分内で彼らが抱えている鬱屈さを違う形で表している。主人公を交互に見せて、後半の服装が似ているのはある種の彼…
この時代の台湾のこと知らないけど、詰め詰めの予備校や何度も詰まる排水溝、バイクなどなど今振り返ると当時を象徴するようなものが撮られた映像で、この時代の空気を感じる。鬱々とした青年もよかったし、あの女…
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