もちお

わたしを離さないでのもちおのネタバレレビュー・内容・結末

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 原作未読です。
 ドラマ版も未見です。

 落ち着いた雰囲気で良かったです。

①観た理由
 妻は原作を読んでいます。
 彼女が「観てみたい。」ということで一緒に観ました。
 観て良かったです。

②良かったところ
・キャシーとトミーの交流

・ルース
 意地悪なところがありますが、人間くさくて良かったです。
 魅力的なキャラクターでした。
 最後の提供を終えたルースの顔……

・提供猶予について、先輩カップルと話すシーン

・提供猶予は噂にすぎないという現実

・大人になったトミーの叫び

③気になったところ
・クローンによる提供
 現実に存在しない技術なので、キャシーたちの悩みにあまり共感できませんでした。
 どこか冷めた視点で観ていました。
 街並みなどが私たちの住む世界と変わらない結果、この技術の異質さが強調されているのかなと思いました。
 
・トミーとルース、トミーとキャシー
 トミーとルースが付き合い始めたのは驚きでした。
 最終的にトミーはキャシーと愛し合ったのも、なかなか衝撃的でした。
 相手が変わること自体は、問題ではありません。
 ただ、映画の短い時間だと、トミーの変わり身が早く感じました。
 提供猶予との関係でトミーは「キャシーとは真剣に愛し合っている」と言いますが、「提供猶予の申請のために言ってるのかな?」と少し思ってしまう意地悪な私がいました。

③鑑賞時に予想していたこと
 マダムがクローン技術の開発者なのかと勝手に予想していました。
 マダムは罪悪感からクローンたちの創作物を収集していたのかなと。
 実際は違いましたが……笑

④まとめ
 いろいろ考えながら観ていたので、楽しかったです。
 観て良かったです。
もちお

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