WOWOWでやっていたので観た。原作は文庫化された8年前に読んでいるが、この作品に限れば映像は文字よりもより巨大なインパクトと衝撃を与える。
キャシーたちを「自分たち」だと考えたり、「キャシーたちを生み出しているのは私たち」と考えるのはナイーブすぎる。俺はやはり三浦玲一が言うように、
「一切の革命の可能性が描かれず、それを補完するように純愛が挿入される」
その想像力こそを考えたい。これはむしろ現在ハリウッドや多くの作品で革命が想像力上で求められていることから考えれば、やはり2005年の想像力なのではないだろうか。
いつかその辺を整理して論文を書きたいなぁ。