日本版のドラマが好きだったので、ずっと楽しみにしていたのですが、この度とうとう映画版を観ることが出来ました！！
事前にドラマを観ていたので、いかに鬱で辛い作品なのかは分かっていたので、心の準備は出来ていました笑(￣▽￣)
映画は、テンポが良くて説明も最小限で、良い意味で淡々としていて良かったです。雰囲気が凄く良かったですね。
テーマは近未来的でも時代設定は昔で、架空の国などではなく、しっかりと舞台はイギリスでした。現実にも起こり得ることである、ということが示されているのだと思います。
自分がオリジナルだったら、どうするだろう。もし、自分がクローンだったら？
置かれる立場によって、この制度の捉え方は全く異なると思います。
ドラマ版で、この映画版には出てこなかったとあるキャラクターがいるのですが、彼女が「私達のような存在を作り続けなければならないなら、何も考えないように作って下さい。自分の命は自分のものではないか、などと思いもしないように」と言っていたのが印象的でした。感情があるからこそ、結局普通の人間と変わらないものになってしまう。それでも、普通の人間のように生きることは出来ない彼らの虚しさ。
本当にやるせない作品です。
