このレビューはネタバレを含みます
序盤★2.5 中盤★2 終盤★2.5
地上波吹替版にて鑑賞。
原作は未読ですが、
綾瀬はるかちゃん主演の連ドラを観ていたので大筋は把握していた。
違う社会や技術等が進化した別の次元でのお話しで、いわゆる並行世界でのSF作品。
ただ時代背景は概ね同じなので主人公らが成長する1980年前後のイギリスの雰囲気はとてもいい。
監督のマーク・ロマネクはM.V.出身でロック系ミュージシャンの作品を多く撮っていたけど、
本作ではそういう片鱗は垣間見えず、静かに丁寧に撮っている。
原作が言わんとしていることは理解できます。
ヒトがヒトを家畜として生産し消費し、
その役目を果たす切なさ、
そういう刹那な存在でしかない彼女や彼らの儚い命と恋を描いて感じること。。。
しかし短編なら有りのこの世界観、
やはり長編ともなると
設定を広げすぎでかなり無理があるし、
逆に映画では恋愛のパートが終盤は薄すぎた。。。
2019年16本目