げん

わたしを離さないでのげんのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
4.8
だいぶ好きだった。原作も読みたい。
SFだけど淡い文学調。
会話内容の多くが憶測とか噂話なのが、十分な情報を与えられていないことをクリアにしてたり、都度都度腕についたIDでピッとするのが管理されていて逃げ場のないことを象徴してたりするのが印象的だった。
主役3人がみんな好きな俳優さんで役もどはまりしてたのと、子役の人たちも同じ雰囲気を継承しすぎてて配役センスが高かった。
死を感じることで生の喜びが際立つ、というのはよくあるけど、それがここまでストレートに刺さってくるのもなかなかない。
あと各シーン茶色味がかった配色が多いので淡さを際立たせてたけど、それでもぼんやりしないのが、これまたハイセンスと思った。
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