こせ

ローマの休日のこせのネタバレレビュー・内容・結末

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

王女アンの楽しそうで可憐な姿。落ち着いていて大人なジョー。大きく起承転結があるストーリーではないが惹き込まれる。
アンの心情の変化から物語は動きだし、ジョーの心情の変化へと移り変わっていく。その様も観ていて飽きない。
1953年の映画とは思えないクオリティ。
ジョーとアンの別れのシーンのセリフや演技演出、被写体の映り変わり等。切ないったらありゃしない。

アンが角を曲がってからなかなか出発できないジョーと同じように、期待している自分もいた。

ラストの記者会見でのアンの涙。それより先にうっすら涙を浮かべるジョー。「ローマでの思い出は生きてる間、一生忘れない」というセリフに重みがのし掛かる感じ。ジョーが会見場を去り、最後に振り返るシーン。あの背中からは1日の思い出とは思えない哀愁を感じた。

あと、オードリーヘップバーン可愛すぎる。
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