みづき

ローマの休日のみづきのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
5.0
不朽の名作。まだ若くてあどけないオードリーが、かわいさも上品さもあって本当に本当に本当に好き。本当に好き!

謁見中に足がつかれちゃってドレスの中でモゴモゴして、ベッドの上に仁王立ちしてネグリジェなんか着たくないと言い、寝る前のミルクとクラッカーに健康的すぎると文句を付け、半分上の空で明日のスケジュールを聴き適当に相槌を繰り返す。お城を抜け出した果てにはなんとギターで人を殴っちゃったりして、おてんば真っ盛りのアン王女。もうね、くすっと笑ったり思わずにこにこしちゃったり、好きなシーンがたくさん!

ラフではありながらオードリーのスタイルの良さを引き出すファッションが最高。靴がハイヒールからフラットシューズになったり袖をまくったり首にスカーフを巻いたり、ちょっとずつ格好が変わっていくのも楽しい。最後のドレスも絶対街での格好を意識して似たシルエットのものにしてる。

そんな中でもオードリーの魅力が最大限に引き出されてるのは、なんと言ってもふわふわのロングヘアーがベリーショートになるところ!王女様チックなオーソドックスなスタイルから、洗練された都会的なヘアスタイルに。どちらも最高に似合ってて最高。もう語彙が足りない。なんと言ったらいいかわからない!

あ〜こんなの見せられたらローマ行きたくなっちゃうよね。ローマの観光映画としても大成功。わたしも真実の口で手を噛まれた振りして人を驚かせたい。

1日だけのラブストーリー。楽しかったあの日、何も言わず別れる2人。そして記者会見での再会。アンの物憂げな表情がたくさんのことを物語るけど、ジョーにだけは彼女の言葉がわかる。もう彼らがプライベートで会うことはないけど、2人の心の中にあの日の思い出が残り続ける。

何度でも観たい映画。オールタイムベストの1つ。スクリーンで観られるなんて午前10時の映画祭本当にありがとう😭
みづき

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