鍋レモン

ローマの休日の鍋レモンのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.3
⚪概要とあらすじ
アメリカ映画初出演となるオードリー・ヘプバーンと名優グレゴリー・ペック共演のロマンティックコメディ。

ヨーロッパを周遊中の某小国の王女アンは、常に侍従がつきまとう生活に嫌気が差し、滞在中のローマで大使館を脱出。偶然出会ったアメリカ人新聞記者ジョとたった1日のラブストーリーを繰り広げる。

⚪キャッチコピーとセリフ
“永遠に続く、たった一日の恋。”

「ローマです」

⚪感想
ロマンティック・コメディ作品。

名作だけど初めて鑑賞。

切ないけれど美しい物語だった。
後にも先にも王女が逃げそこで出会った男性と恋に落ちる物語は今作が1番だと思う。

オードリー・ヘプバーン演じるアン王女の気品。そこに加えた無邪気さがとても可愛い。
お茶目で純粋で、ちょっとズレたそんな女性。
アン王女の顔を知らなくても圧倒的美しさで人が集まってしまうレベル。

ジョー・ブラッドレーを演じたグレゴリー・ペック。
グレゴリー・ペック『007』でジェームズ・ボンドできそうな見た目。ちょっと眉が上がるのがかっこよかった。

鬼滅声優だのと批判もあったそうだけど可愛い声の早見沙織さんと優しさ遠く深さのある浪川大輔さんの吹き替えすごく良かった。
チョーさんタクシーと記者の吹き替えしてた?

カラーでないのが悔やまれるが、白黒だからこその良さも。



⚪以下ネタバレ



ラスト付近のアン王女の覚悟と決意。アン王女の目から強く伝わってきた。
2人で愛し合うことは不可能であるが互いの運命を変えた大切な人であるのには変わりないという切なさ。

髪の毛をバッサリ切ってしまったり、アイスクリームを食べるけどコーンは捨ててしまったり、真実の口を信じて焦ったり、スクーターに乗ったり。

真実の口の驚かせる演技はアドリブでオードリー・ヘプバーンは本当に驚いてしまっているとか。総じて可愛い。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
ヨーロッパきっての古い歴史と伝統を持つ某国の王位継承者であるアン王女は、ヨーロッパ各国を表敬訪問中であった。最後の滞在国であるイタリアのローマで、過密なスケジュール、疲労感と自由のない生活への不満により、ついに王女はヒステリーを起こしてしまう。

その夜、密かに城を抜けだした王女は、直前に打たれていた鎮静剤のせいで、無防備にも路傍のベンチでうとうとし始める。そこに通りかかったのが、アメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレーだった。見かねて介抱するうち、いつの間にか王女はジョーのアパートまでついて来てしまう[4]。眠くて仕方のない王女は、詩を朗読して寝てしまう[5]。

翌日の昼になって、王女の素性に気づいたジョーは、王女の秘密のローマ体験という大スクープをものにしようと、職業を偽り、友人のカメラマンであるアーヴィングの助けを得て、どうにか王女を連れ歩くことに成功する。

王女は、市場での散策を楽しむ。まずサンダルを買い、美容院で髪の毛を短くし、スペイン広場でジェラートを食べる。その後ジョーとベスパに2人乗りしてローマ市内を廻り、真実の口を訪れ、サンタンジェロ城前のテヴェレ川でのダンスパーティーに参加する。その様子をアーヴィングが次々とスクープ写真を撮っていくうち、永遠の都ローマで、自由を満喫するアン王女と新聞記者のジョーの気持ちは、次第に近づいていくのであった。

⚪鑑賞
金曜ロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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