天豆てんまめ

ローマの休日の天豆てんまめのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.0
オードリー・ヘップバーンは唯一無二の存在だ✨

あれから60年以上経っても、あの眩い笑顔が燦然と輝いている。

似たような作品は数多くあれど、誰もがヘップバーンの輝きと比較されて、逆に彼女の偉大さを改めて際立たせることになる。

ヘップバーン超えを果たす女優はこの100年で現れるのだろうか。

当時無名だった新人オードリー・ヘップバーンに惚れこみ、主人公に抜擢したウィリアム・ワイラー監督。

オーディションでヘップバーンは、緊張のカメラテスト後に解放された瞬間にふと放った屈託のない笑顔によって、アン王女を射止めたそうだ。

ワイラー監督はその数年後、名作「ベン・ハー」を創るのだけど、それ以上に私たちに永遠のプレゼントを届けてくれたように思う。

真実の口の驚きのリアクションの新鮮さと、気品とキュートさを兼ね備える王女姿の眩さ✨👸✨

オードリー・ヘップバーンの輝きはもしかしたら、外見要素を超越しているのかもしれないとも思う。

ピュアで透明な魂から放つ輝きが内面から放射されてるからこそ、時代を超えて永遠になったように思えて仕方ない。