Matsuzoh

ローマの休日のMatsuzohのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.2
最近観た「ワンダーウーマン」が結構影響を受けていて、合わせてみるのがおススメという情報を受けて、2度目の鑑賞。
1度目は20年くらい前?いい感じに断片的にしか覚えてなかった

なるほど。異国から来た王女が、世間知らずゆえにズレた行動が笑えるコメディ・・・という点では確かに似てる
そこから「ワンダー…」はがっつりアクションへと展開していくわけですが、こちらも終盤結構ドタバタしてたな
そういうところは全然覚えてなかった・・・

しかしまあオードリーは初々しくって可愛らしいね~。
これで世界に見つかったのも納得。

途中そんなことで乗り切れる?とか、終盤も下手すりゃ外交問題では?とか、いろいろツッコミたくなる雑さもあるけど、それも含めて楽しかった

これまた最近観た「トランボ」でも、元々脚本を書いてたが赤狩りでブラックリスト入りしてたので名前が出せず他人名義になったうえで、アカデミー脚本賞受賞・・・というエピソードもあり、その辺、デジタルリマスターとともにちゃんとトランボの名前にクレジットが直ってたり、ということもありました

見終わってから行き当たったこの記事、
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/02/post-e3fe.html
・・・なるほどなあ、と思った。その辺り、日本語の訳では今一つ流れが飲み込みにくいけど、そういう解釈の方が味わい深いと思う
全然そんなつもりで観てなかったし、そうでなくても、そこから先のラストの展開は充分切なかったけど、そう解釈すれば切なさも増すわ~

その辺りの会話の機微が脚本の妙かもしれないな
残念ながら、訳では味わいきれなさそうな・・・
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