MASAYA

ローマの休日のMASAYAのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.2
【永遠に続く、たった1日の恋】

「この名作を初めて観るならレンタルではなく劇場で観たい!!」
と以前から思っていたから、午前十時の映画祭には本当に感謝!

4週連続オードリー・ヘップバーン作品上映企画[魅惑のオードリー特集]1作品目だったけど、とりあえず好き。

純情なまでの王女が可愛くてたまらない。庶民の生活のなかで生じる言葉選びなどのギャップがいちいちおかしい。

王室の王位継承者、アン王女(オードリー・ヘプバーン)がヨーロッパ各国を表敬訪問中に日中の疲れと、閉塞感が相まって、ヒステリーを起こす。
そこで夜中にこっそり宮殿を逃げ出しベンチで寝ていたところ、アメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)が通りかかり...

終わり方も非常に素敵。
利害関係がありながらも、王女に迷惑がかからないよう、誰も不幸にならない選択をしたジョーが男。
またそれをユーモラスに描いているあたりが良い。

大切な思いでこそ心のなかに留めておくべきなのかもしれない。


とりあえずいつかイタリアを訪れることがあれば、ロケ地巡りをしてみたい。


2017.8.8
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