とんちん

ローマの休日のとんちんのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
3.6
不朽の名作と呼ばれる恋愛映画を観たい方にオススメ!
白黒の映像で面白い映画を探している方にオススメ!

オードリーヘプバーン演じるアン王女とごく普通の新聞記者との恋愛物語。
アン王女はその名の通り由緒正しきお家柄。ただ、お姫様ながら活発な性格なので、礼儀や作法に縛られた毎日の公務に退屈していた。
そんなある夜、とうとう宮廷から脱走してしまう。
そこで偶然出会ったのが新聞記者。
お互い身分が全く分からなかったのだが、新聞記者はアンが王女であることを知り、王女のプライベートなネタを掴んで一儲けしようと企む。
一方の王女は家出に後ろめたさを感じながらも、1日だけと決めて外の世界を楽しむことにする。
そんな2人の関係性が時間を追うごとに変わっていく様子が見所のラブストーリー。

一言で表現するなら「世界一素敵なワンナイトラブ」(語弊はあるかと思いますが…)
内容的にはコメディのような無理くりな展開もあるが、お互いが徐々に惹かれ合っていく心の距離感は上手く描かれているので、最後まであっという間に観終わった。というか、今後の展開まで気になるという意味では足りないぐらい。
白黒で映像的には劣っているのに今見ても面白かったので、不朽の名作と言われるのは納得だった。
オードリーヘプバーンの映画は初めて観たが、美人が際立って周りから完全に浮いている。大げさに書いてるようですが、共感できるはず!