アイオワ州の田舎町に住む主人公レイは、農業でなんとか家計をやりくりしていた。
彼は、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出して以来父が死ぬまで顔を見る事も口をきく事すらもしなかった事を心の隅で悔やんでいた。
そんなある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いていると突然「それを造れば、彼が来る」という謎の声を聞く。
その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、
何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。
その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場に見つける。
そこにいたのは「ブラックソックス事件」で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えたシューレンス・ジョー・ジャクソンだった・・・という内容
突拍子もないファンタジーな話
謎の言葉を聞いて収入源である農地を潰して野球場を作る主人公の行動力もそれに賛同する奥さんも理解出来なかった
その後の話も淡々と進んでいく感じ
しかし後半 作家のテレンス・マンを連れて自宅に戻ってからの演出がいい
映像と音楽がなんとも心地良い
昔を懐かしむ感覚なのかな
この映画の良さは後半に全部集約されてると思う
野球を題材にしてるけど特に知らなくても問題なく楽しめます
名作と呼ばれてる映画なので一度は観ておいてもいいかも
