このレビューはネタバレを含みます
すごくいい映画だった。
台詞の中に、これは書き留めたいと思わされる表現がたくさん。
すごくいいものを観た、っていう気持ちになる映画だった。
「手で掃いのけたくなるほど濃い思い出」
っていう表現すごいです。
「それをたくさんの人が観に来るよ」
って、あの台詞すごいです。
テリーが子供の言ってることを、もっと明確に伝え直してるだけだと思って、カリンが言ってることはパパ達には伝わってるよ〜、と聞き流そうとしてました。
でもテリーのこの言葉遣いで、聞き流すなんていうシーンじゃない!って釘付けになりました。
もう何も見えなくてもお兄さんも説得されてよ!と思ってしまった。
アメリカにおける、それもあの時代における、野球の存在の大きさとかを私は知らないし、自分はソフトボール部だったけど、野球にもソフトにも実際そんなに興味なかったんですが、この映画はそういうことは関係なく、誰にでも置き換えられて、誰にでも語りかけられる物語だなあと思いました。
お父さんとキャッチボールし始めるシーン。
号泣とかじゃなくて、なんか心で泣く、みたいな感情で観ました 笑
とにかく優しい素晴らしいラストシーンだと思いました。
車の数ビックリですけどね。
キャッチボールし始めのあの空の色の時間帯って、実は一番ボール見えないんだよなあ…って思ってたら、奥さんがナイターの電気を付けてくれて、あ、よかったって思いました。
綺麗で心掴まれる言葉と、とにかく大きい優しさに包まれるような感覚になれる、本当に素敵な映画でした。
この映画で私はホームプロジェクターを買おうと決意しました…!