じゅ

ハロウィンのじゅのネタバレレビュー・内容・結末

ハロウィン(1978年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

かっけえなあマイケル・マイヤーズ
淡々としてて淑やか、静と動がくっきりしていて、しかし(あるいはそれ故)行動原理が全く解らない。

恐らくは6歳当時は肉体的には普通の人間だったのだろうか。だとしたら、15年の間精神病院で一言も発さず壁を見つめている間に肉体的にまで普通ではなくなったということか。リボルバーの弾をありったけ浴びて2階から落ちた後血も流さず平然とその場から消えていた。地獄先生ぬ〜べ〜で育った俺にとっては、Aという怪人を彷彿とさせる最高にクールなヤツだった。

マイケルが立ち去った後には、部屋の中で、家の廊下で、家のすぐ前で、目の前の通りで、彼の息遣いが聴こえてくる。「今どこかから貴方を狙っていて...」という今や定番の余韻。心地よい。

保安官の素直さも好き。
窮地に陥ったか弱い人が、武器を持つ屈強な人物に頼るも、後者が前者や視聴者の持つ情報を持たないが故に無視されるというのはよくある。本作ではそういうのが無く屈強な人物(=保安官)が半信半疑ながら終始協力してくれるのが好き。
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