ほーりー

ハロウィンのほーりーのレビュー・感想・評価

ハロウィン(1978年製作の映画)
3.6
「黒い罠」の冒頭の長回しシーンは色々な映画に流用されていて、本作の冒頭の殺人シーンでもオマージュとして使用されている。

まさに今の時期にピッタリな一本。「ハロウィン」!!

スプラッター映画が苦手な自分にとっては非常に嬉しい適度な殺人描写(苦笑)

マイケル君が姿を現すたびにピロリン♪を鳴らす演出もどうかと思うが、暗闇にヌーっと浮かび上がるハロウィンマスクはやっぱり怖い。

のちに作られたホラー映画のお手本となった作品だけあって、今観るとありがちな展開に感じてしまう。

ここで殺人鬼が飛び出してくるな~とか、ここでカップルがエッチして殺されるんだろうな~とか、死んだと思わせて実は生きているんだろうな~とか。

それだけ後年の作品に真似されたということだんでしょう。

ジェイミー・リー・カーティスはお母さんのジャネット・リーに比べて顔が角ばっているけど(どちらかというとトニー・カーティス似)、キャーキャー絶叫しても殺人鬼と対峙するだけの芯の強さが感じられ、デビュー作ながらこれほどピッタリな配役はないと思う。

墓石を盗んで死体の傍に立てたり、シーツ被ってさらにその上にメガネまでかけて襲いかかったり、マイケルの行動がいまいちよくわからないが、ルーミス医師が拳銃を所持しているのもよくわからない。

アメリカって精神科医も普通に拳銃を所持しているものなのだろうか。それとも今回のために護身用で持ち出した私物なのかしら。

ちなみに自分が観たのは、10分長いエクステンデッド版で、幼い頃からマイケルを診察し、彼の危険性をうったえるルーミス医師のシーンが追加されている。

■映画 DATA==========================
監督:ジョン・カーペンター
脚本:ジョン・カーペンター/デブラ・ヒル
製作:アーウィン・ヤブランス
音楽:ジョン・カーペンター
撮影:ディーン・カンディ
公開:1978年10月25日(米)/1979年8月18日(日)
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