火の玉ジョニー

ゴジラの逆襲の火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)
3.8
この作品も1作目同様に飽きるほど(飽きてないよ…)見てる
小さいときから何度もTV放映されてたし

だいたい続編で急仕上げと評判はあまり芳しくないらしい
だけどそんなに酷くないしこのあとのゴジラ映画でモスゴジを除けばかなり良い出来

ゴジラとアンギラスの怪獣対決が素晴らしい
フィルムの速度設定が違ったらしいけどこれ怪獣プロレスにはない敏捷な動き

そしてゴジラに敗れるアンギラスの悲痛な最後…子どものときかわいそうになったし

怪獣対決で敗れた怪獣に同情したのはアンギラスとバルゴン(ガメラシリーズの怪獣)だけだよ

で、この作品が自分の中でもさらに愛おしいのはヒロインの若山セツ子さんの存在

漁業会社の社長令嬢で主人公のフィアンセ役
まあこの時点ですでに20歳ほど年の離れた映画監督の奥さんではあるんだけど今でいうダンナの不倫で離婚

そこから精神不安定になって…
長い闘病からの最後は自死という悲劇的な女優さん

でもこの作品では清楚な輝きをはなってます
とにかくこの時代に珍しいくらいかわいらしいって表現が似合う人

ゲスな監督は…まあ興味ある人はwikiへどうぞ…あまり語りたくないので

初代アンギラスと若山セツ子さんに献杯で!!

ゴジラ映画だけど印象的なのは悲劇的なおふたり、いやアンギラスは人じゃないけどね…