日向日向

ゴジラ2000 ミレニアムの日向日向のレビュー・感想・評価

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)
3.0
とうとうここまで参りました。

昭和、平成VSシリーズと駆け抜け、とうとう終盤、ミレニアムシリーズまでやって来たわけで。
通称、ミレニアムシリーズ第1作。
平成VSシリーズよりもストーリーが濃い風に見せかけてそんなに濃くなかった印象。

VSモスラの時はずるかった役を演じた村田さんが今度は主演。いい父親として頑張ります。描写としては人間パートはやけに薄く感じますが…。

個人的な感想ですが、VFXの技術はVSシリーズの方が好きですね。下手にVFX要素を増やしたせいで、上陸シーンの一部がやけにおかしなことになってる風に感じられましたね。
転換期、というのもあるでしょうがなんというか…って感じですね。
あとこれもまた主観ですが……放射熱線は青い方がいい! なんか、VSシリーズの時のような圧倒感が見られないんですよね。これはこれでもちろん好きですけど。

初見時は普通ですが、見終わるとミレニアムシリーズのゴジラの造形、素晴らしいですね。尾びれの長さが特徴的ですが、今までにないテイストに思え、斬新でした。
あと、オルガも結構いい造形。ビオランテに続き、またゴジラは触手で酷い目にあいますが、ポケモンのカメックスのような攻撃もわりと好きだったりします。薄かったですが、侵略理由も好きだったりします。

心に残ったのは、ラストの阿部寛氏扮する片桐のラストの魂からの咆哮には胸が打たれました。
ゴジラのキャラクターの中で屈指のカッコいい死亡シーンの1つと言えると思います。

また、ラストが怖い!
昭和にも、平成にもないようなラストで、ゴジラの真なる恐怖を知らされたような気がしますね。
日向日向

日向日向