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Kids Return キッズ・リターンのこーのネタバレレビュー・内容・結末

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

北野映画を初めてみたがとても面白かった。ボクシングの先輩のハヤシが悪知恵を教えてそれにシンジがのってしまいボクシングを諦めてしまった。だからやっぱり自分の芯を通すところは通していいし曲げるところは曲げるという塩梅だとおもう。しかし、ハヤシは元々は新人王を取るような強いボクサーだったが強い敵に打ちのめされてグレてしまったと考える。しかし、その中でも彼なりに模索していたが自分を信じることが出来ずにぐれていったと考えられる。しかし、一方で下手な漫才師は最初は下手だったが徐々に客を集められるようになっていた。彼らはハヤシと違ってもがいて苦しんで自分を貫いたからだと思う。自分を貫いているという根拠は漫才の形が高校時代のものを進化させたものだからである。最後のシーンで「俺たち終わっちゃったのかな?まだ始まってもねえよ」というセリフがあるがそんな一息も大切だけどやっぱり人生って苦しんで進まなきゃいのかとも思うがやり直しもきく一面もあるなーと思った

話は変わり、サチコという店の女の子はヒロシから映画に誘われて断る。その同じようなシーンが3年後ぐらいの時間軸の時にある。それはヒロシや他の人がサチコに向かって自分を貫いて告白しても努力じゃあどうにもならないという恋愛の残虐さが描かれてると思った。
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