Kids Return キッズ・リターンの作品情報・感想・評価

「Kids Return キッズ・リターン」に投稿された感想・評価

夕

夕の感想・評価

3.5
はじめてボクシングかっこいいって思った
馬鹿なんだけど生き生きしてて、羨ましくなったりもしたちょっとだけ
野草

野草の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

私はまだ高校2年生で思春期真っ盛りの青春人間なので、このような青春映画(大人が青春の若さを儚むような)はあまり実感が持てなかった。
ストーリーとしてはただ、ダメなヤンキーがダメなことをして、たまにボクシングして、またダメになるという、あんまり強度が強いストーリーではなかった。
しかし(これはどの北野武映画にも言えることだが)それはさして重要ではない。
ストーリーよりも、瞬間の美しさの切り取りが秀逸なのである。若い頃の観念的で無知故の瑞々しさ、それをキタノブルーや空虚な音、絶妙な間を用いて的確に表してくる。最早、理論では追いつけないほどの感覚の境地。映画で北野武は詩を作っているのである。そのように感じるほどの瞬間に対する感受性の高さが窺える作品であった。
周りから見れば救いのないような二人であったが、当人の中では盛大なドラマがある。そのような主観と客観の配分がちょうど良く、感情移入し過ぎることもなく、嫌悪することもないような、ちょうど良いキャラクターの映し方であったと思う。
この映画は僕の中でまだまだ寝かせなければ味が出ない、青春が終わった時に一番良い味になっている。だから、おっさんになった時にこの頃を思い出してキッズリターン観たいと思います。
いつもつるんで、学校に行っては問題を起こしていた18歳のマサルとシンジ。
ある日、カツアゲした高校生の助っ人にノックアウトされてしまったマサルは、ボクシングに目覚め、ジム通いをはじめる。
付き合いでシンジもジムに入門し、ふたりはボクシングの練習に没頭する。
ある夜、ヤクザに絡まれたふたりは、若頭に助けられるが、その迫力にマサルは感動する。
高校生活も終わり、いつの間にかシンジはボクシング界の逸材に成長していた。
だが、ジムにはマサルの姿はなかった……。


良い邦画あったら教えて!
と、友人に聞いたらこの作品の名前が出てきたので鑑賞。

今まで観た北野作品の中で、一番良かった。ダントツで。
すごい深いです。爽やかで、純粋で、そして残酷な青春映画。
改めて北野武鑑賞はすごい人だと気付かされました。
カンヌ国際映画祭に出品され高い評価を得たとのことですが、この作品が評価されたことをとても嬉しく思います。90年代を代表する青春映画ではないでしょうか?


「マーちゃん、俺たち、もう終わっちまったのかな」
 「ばかやろう、まだ始まってねえよ」

ラストのこの言葉は、「失敗したってどーってことないよ!人生長いんだから!」という北野監督のメッセージなんだと思います。
そう。失敗しても、挫折しても、傷付いても、人生は続いていく。
いつでも、“今”が残りの人生の一番最初。
ここからがスタートなんだ。


マサルとシンジだけでなく、漫才コンビの同級生とか店員さん目当てで喫茶店に通うヒロシとか、他の若者のエピソードも面白かったです。
tk33220

tk33220の感想・評価

3.7
フィルモグラフィー的には巧さが前面に出てきた頃という作りな気がする。繰り返される自転車の二人乗り、ランニング、ボクシングのスパークリングと試合などのリズムが凄いけど、学校の屋上で捉えられる青空が特に良い。

このレビューはネタバレを含みます

ラストは屈指の名シーン。
3組のキャラクターを中心に描かれている。マサルとシンジ。ヒロシ。南極五十五号。マサルとシンジは夢を持ってはいたものの、マサルの夢は不純なものであり、ヤクザという暴力に手を染めてしまう。一方、シンジはボクシングを頑張るが、中年のハヤシに誘われて自分を律せずに悪い方向に向かってしまう。ヒロシは夢もなく働き、自分の意思を持たないので周りに流され、最期は事故を起こす。マサルたちとヒロシの違いはどんなものであれ、夢を持っていたかどうかである。マサルたちは失敗しても再びなにかを始めたいという意欲がある。そこが生と死の分かれ目ではないだろうか。さらに、南極五十五号はコツコツと地道に努力をした結果、最後は満員でお笑いをして、成功する。
北野武が交通事故からの復活1作目ということで、従来の分かりにくさを排除して、メッセージ性を前面に押し出した素晴らしい作品。
ベタベタやけどラストシーン、やっぱええよな。
個性強めの主演2人。
それぞれ自分らしさそのままに成長したと思う。
安藤政信はこの作品で一気にファンになった。
もっと知名度上がるかと思ったけど、本人が出る作品選んでたんだね。
軽薄な作品にはあまり出なかったのがまた好印象。
有名なラストのセリフからの久石譲は、名シーン。
北野武もだけど、久石譲ってホントに天才!
最高や!
omatcha

omatchaの感想・評価

3.4
なんとなく地元の友達に会いたくなる

今何してんねやろか

2021 No.124
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