天豆てんまめ

コーラスラインの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

コーラスライン(1985年製作の映画)
3.5
こちらはやはり、クライマックスで金色のスーツと衣装で大勢が群舞で「ONE」を踊る圧巻のシーンがたまらない。皆、足を高々に上げて、ビシッと揃って、美しい。いかにもミュージカル映画の王道ともいえる格調があり、若者たちのオーディションがベースだけど、舞台らしさと映画的な陰影豊かな表現が、巨匠リチャード・アッテンボロー監督(ガンジー)によって見事に演出されている。

彼らを見定める売れっ子ディレクターにはマイケル・ダグラスがぴったり。個々のキャラクターはうろ覚えになってしまったが、みんな自分の才能や生き様の葛藤を吐露していく姿がとても清々しい。でもやっぱり冒頭に語った最後の群舞シーンの「ONE」の感動が大きい。「コーラスライン」はいつか舞台で最前列で観てみたい!