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高校のkyokoのレビュー・感想・評価

高校(1968年製作の映画)
4.0
1994年の高校Ⅱから遡ること26年前の1968年、こちらはノースイースト高校を舞台にした作品。
ワイズマン長編ドキュメンタリー2作目にあたる。

時代なのかこの学校の特色なのか。
何だかものすごく授業が個性的。

男子は体育の時間大玉送りで大はしゃぎ(小学校の運動会じゃあるまいし)。
ほぼ臀部のアップで占められる女子の謎のダンス。
産婦人科医による性教育はただの猥談になりそうでならない。
このモデルは足の太さが残念なのよねーと今なら問題ありの講釈していたのは家庭科の授業?
フランス語では舌を噛みそうな単語「existentialisme実存主義」を何度も言わされる。
サイモン&ガーファンクルの歌詞を使った授業がいい(国語?)。
ていうか、今さらながらポール・サイモンの詩が恐ろしく文学的で驚く。

ベトナム戦争まっただ中、教え子からの手紙が切なかった。

いつの時代も教頭先生って大変。
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