思い出しレビューです。
役者さんが何言ってるのかほぼ分からないことさえ演出なんじゃないかって気がしてくるっていう疾走感。
町田町蔵(芥川賞作家の町田康)と戸井十月の兄弟が復讐を果たす話というのは分かったけどあとは意味がよく分からない!でも疾走感!
あとなんかやたら闘ってましたよ?
喧嘩したり暴動したりバンドが演奏対決したり?まあこれも疾走感!
ヨーロッパ産のB級ホラーでよくリスペクトされてる気がします。物語ってこういうもんでしょ?っていう常識をぶち壊してる映画だった気がします。最小限の要素の提示で物語を想像させる、みたいな?
それこそが爆裂都市最大の闘いと疾走感ではなかったかと。既成の物語と石井聰亙の闘いだったんじゃないかと。勝手に信じて生きてきました。
ちなみにジャケ写の文字は
『これは暴動の映画ではない。映画の暴動である』
って書いてあります。まあ…その通りかも…笑
(最後にみたのは10年以上前なんで今みたらどう思うか不明。世の中が違う方向に進んだんでかなり風化してるんじゃないかな…80年代の映画独特の味わいは私の好みですが)