去年「Once Upon a Time in the West」を劇場で観る機会に恵まれて、今年こそは一歩踏み出そう決めていた西部劇。
と言っても何から観るべきかよくわからず、アマプラの配信終了の中で見つけた今作から観るという適当チョイス。でも面白かった！
1組のつがい牛から始めた牧場は、14年かけ立派な牧場に成長。しかし南北戦争の煽りを受けテキサスでは牛が売れない。そのため牧場主のダンソンは一万頭の牛を連れて、1600km離れたミズーリまで移動することを決める。
なんと言っても一万頭もの牛の大移動が圧巻！
物凄い水飛沫をあげ赤い河を渡る迫力、そして夜中の大暴走の恐ろしさ。
もちろん道中は困難の連続で、様々な人間ドラマが生まれていく。食糧は尽きかけ、先が見えない苛立ちが募る。信頼と裏切り、怒りと赦しがから回る。
牧場主のダンソンと義理の息子のようなマシューは、リーダーシップとはなんぞやと考えさせられる争いの渦中に。
そこからの可愛さ余って憎さ百倍チェイスにはハラハラさせられたけど、結局ふたりとも女性の掌で転がされたの可愛い。
いつの間にか尊敬し父のように慕った人と背中を並べていたラストは熱く感動的。
そして牛肉食べたい…軽い牛肉テロ映画でもあったな笑
何かあるとすぐ撃ち合って人を殺しちゃう軽さになかなか慣れないけど、今のところ西部劇意外といけそう。次は何にしようかな〜
ちなみに今作のハワード・ホークス監督の撮った「教授と美女」そしてそれをセルフリメイクした「ヒットパレード」はとても良きミュージカルなのでお勧めです♡
西部劇からミュージカルまで撮る監督の幅広さがすごい。
