赤い河の作品情報・感想・評価

「赤い河」に投稿された感想・評価

心太

心太の感想・評価

3.7
詳細は後ほど
とにかく牛たちの凄さ。正気の沙汰じゃない数の牛たちを走らせながら、普通のシーンもめっちゃカッコ良く撮る。霧などはもはやフィルムノワールのような風格さえある。
心に刺さったナイフの痛みはいつまでたっても消えやしない。わかる。すごくわかる。多分この痛みは墓場まで持っていく自分の一部なんだろうと思う。

背水の陣を見た

ピコスからリオ・グランデへの道。運命の三人は新天地を求めて旅をします。新天地で、俺の土地って言い張るのすごい。

でも力ずくってのも嫌いじゃない

無茶苦茶だよなぁ。19世紀ってそんな時代なんだろうなあ。

やがて、月日は流れまくって、一万頭の牛を連れた前代未聞の旅が、1600キロのロング・ドライヴが始まろうとしていた…

男が惚れる男がいる(いい意味で)

夢を追う男たちがいる

男の世界

う~ん、マンダム(いい意味で)

『コンドル』の時もそうだけど、ハワードホークスが描く男の世界が大好きです。

それにしてもこの牛の数…

圧巻

大暴走した時にはどうしようかと思った。大海嘯が起きるわけです。すげえこれどうやって撮影したの?圧倒的。ヌーの大移動かと思った。

雄大なテキサス、まだ見ぬミズーリ、物凄い数の牛たちに囲まれて(いや、正確には「囲んで」かな?)一筋縄ではいかないグレートジャーニーが、一人一人の心と体を削っていくのです。

確証なんてどこにもない

果てしない道程

ただひたすらに道なき道を突き進みます。

過酷だ…

だが

命を賭ける価値はある

人間、苦しい時ほど他人を攻撃してしまうもの。リーダーの苦悩、弱さゆえの過ち、崩れていく信頼の二文字。その時のリーダーの心境が分かるだけに、こっちまで過去を抉られそうになる。

裸で生まれて裸で死んでいく男たち

まさか、これ、死亡フラグ?

(古典的な死亡フラグが観られます)

不器用な男たちは激しくぶつかり合い、やがて袂を分かつのですが、そこに突然運命の女性が現れるのです。そしてダンソンの真意が明らかになります。するとどうだろう。過去の炎がいまだに消えずに燻っていることに気づく。かつて掌からこぼれ落ちていった愛が、今、確かにそこに存在しているのを感じた。

泣いた。

泣けてきた。

若い時にこの映画を観ていたら、たぶん分からなかっただろう。でも今なら分かる。ダンソンの想いが、燃えるようなミレーの心が、ナイフのように突き刺さる。

レッドリバーD、チザムの牛の道、月に叫ぶ権利は3回だけど、もうグッとくるわけです。

今さら生き方など変えられない不器用な男たち。かつて兄のように父のように慕った男と、本当の息子のように育てた男が殺し合う。引くに引けない男の意地と男のプライド、もはや避けられない決着の刻。

しびれる

ラスト5分に刮目した

涙出てきた

(TдT)

最高か!!!

ハワードホークスさん、やっぱあんたすげーよ
rika

rikaの感想・評価

4.0
牛の暴走シーンが圧巻。モノクロだけど砂埃や霧や広大な乾いた大地が感じられ映画館の大画面で見たかったなーと思う。
構図もいいしラストもいい。
うーん…たぶんハワードホークスと馬が合わない説…なんかこう特に目を光らせるようなシーンがないのが自分的にたいくつ、しかもやけに長い。牛の数だけすごい、あれら全部食用なのがヤバいよな…「この牛をみんなに食わせて強い国をつくる」とかなんかいいな

ジョンウェインが仲間外れにされてて萌えた
モンゴメリークリフト美男子!

減らず口の入れ歯じじいと砂糖なめて大惨事起こす男が印象的⭐️
ノ

ノの感想・評価

3.6
奥から手前へと連なる幌馬車の列をファーストショットで見せられたからか、変な方向に期待が行ってしまったんだな。そこからの30分は、人物を手前に置いた会話が延々と続いてて、背景にはだだっ広い荒野があるんだけども、その奥行きが生きない画面構成になってて、何これ、、(きっつ!)って感じがあった。

ロングドライブ出発前で一気にトーンが変わるのよね。これから運ぶ牛を見渡す長い横パンがあって、男たちの掛け声がかかって、それぞれのクローズアップが並べられていく。

西部劇にしては珍しく、雨や霧のシーンがあったな。

あとはやはり肩に矢が刺さっても動じないヒロインの佇まい。ラストの殴り合って腰をおろして砂上に烙印の図を描いてスパッと終わる感じとか、そこら辺はホークス映画の美点だよなあ。

ユーネクストの劣悪な画質で観たので、次の機会にはちゃんとしたやつで観たい。
Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

3.5
まず、14年の時が一瞬で流れるのに感動する。
それから、こっそり砂糖を舐める男が立てたがしゃんという物音に驚いて暴走し始めた9000頭の牛の中に落馬して飛び込んでしまった男を馬に乗った男たちが両脇から持ち上げて助け出し、牛の群れの外に放り投げる。
男女二人の出会いのシーンで、肩に矢が刺さって、それでも男に話しかけ続ける女。

この結末のいいところは、父子対決の直前に早撃ち名人があっさり殺されてしまうところだ。
正義が無いんだからせめて哀愁を。
死ぬまでに観たい映画1001本より

モノクロ映画の西部劇の傑作。

ニヒルなガンマンが居て、街を牛耳る悪人が居て…
ではない。

牧場を作って遠い地に牛を売りに行く話であり、血は繋がっていないが親子の確執の話である。

その点では西部劇がドンパチ苦手な人にはまだ見易いと思う。
そもそもそういう人は西部劇観ない方が良いんだけどね。
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