ももさく

椿山課長の七日間のももさくのレビュー・感想・評価

椿山課長の七日間(2006年製作の映画)
5.0
椿山和昭は気づいたら天国と地獄の中間点...あの世にいた。周りにいる沢山の人達も含め4日前に亡くなった。選べるのは完全に消えて無くなる「消滅」楽しく暮らす「天国」特例として初七日まで戻る「逆送」。逆送を求めた72人の中審査が通ったのは3名。

椿山和昭(西田敏行)46歳。百貨店の課長。脳溢血で亡くなった。重大な事実を知らずに亡くなった為逆送。

和山 椿(伊東美咲)逆送後の椿山和昭。和昭の親友だったって事にしている。

雄一(伊藤大翔)施設にいた過去がある。会いたい人に会う為逆送。

蓮子(志田未来)逆送後の雄一。陽介と自分探しをする。

雄一の育ての親(西尾まり)複雑な思いで雄一を育てていた。

武田(綿引勝彦)ヤクザの親分。大事な子分純一(松田悟志)卓人(青木崇高)が復讐しないか阻止する為逆送。

竹内 弘実 (成宮寛貴)逆送後の武田。里子に出た武田の息子として市川の元を訪れる。

椿山 昭三(桂小金治)和昭の父。役所勤めをし妻を亡くしてから和昭を1人で育てた。

椿山 由紀(渡辺典子)和昭の妻。パートしながら家を支えるが色んな想いがある。

椿山 陽介(須賀健太)和昭の息子。家庭環境が良くないのでおじいちゃんによく相談していた。

マヤ(和久井映見)亡くなった人達に今後の事を説明する案内人。

知子(余貴美子)和昭は空気のような存在だった。内気で人見知り。

嶋田(沢村一樹)デパート入社以来和昭と付き合いがある会社の部下。

市川大介(國村隼)ヤクザ。武田の弟分。

市川静子(市毛良枝)大介の妻。悲しい過去がある。

他出演者 藤村俊二、山田花子、茅島成美他。

邦画の中で一番好きな映画。何度見てもやっぱり好き。作りがショボくても古くても内容やキャスト最高!。

重大な秘密が沢山!。でもなぁ実際こんな事もあったりするのかも。みんな秘密ってあるよね...。3つのどの話しも本当に素敵だったりびっくり仰天だったり。

「ありゃりゃこりゃ驚きだ!マブイ」
西田敏行と綿引勝彦が一瞬のシーンにしてもあれは面白すぎ。成宮寛貴は、この映画を見てめっちゃカッコいいなぁと思いました。

不倫や浮気がゴロゴロ転がってるような話しなんじゃとも思ったりしましたが見終わると胸がキュッてなる切なさが何とも言えない気持ちに。

「友達の中で陽介が一番好きだよ」この言葉の後の陽介の表情が可愛すぎ。

そして男は単純。だけど女は嘘には騙されない、女だから気づくもんなのかもしれないとも思えた。

鼻をつまむの最高!お父さんも最高!死んでるって部分だけは悲しいんだけど、みんな大好き!ってなっちゃいますね。

エンディング、コブクロの「あなたへの道」も素敵すぎて映画館で働いてた時、扉を開けるのが楽しみだった。めちゃくちゃ余韻に浸れる曲で、映画にピッタリです。