人生の中にこんな夜や瞬間が少しでもあるだけでそれ以降の人生を肯定的に捉えて生きていけるような気がする。
知らない街をよく知らない人と自分について自分を取り巻く世界についてひたすらに話しながら歩く。こんなロマンチックなことはないけれど、「理性のある大人の誓い」にあったように期限つきだからこそ幻想に包まれた良い思い出になるんじゃないかと思う。
きっとこの二人が付き合うことはないんじゃないかな…。たとえあったとしても男が言ったように一緒にいたらどちらかがどちらかを嫌いになってしまいそう。
この映画はこれで終わってよかった気がする。サンセットもあると本作を観終わってから知りちょっと失望したけれどサンセットもきっと見るのでしょう。そして失望するのでしょう。