チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、三船敏郎 米仏日の三大スターの共演による異色の西部劇。
日米修好大使一行が大統領に面会するためワシントンに向かう途中列車強盗にあい大統領に贈呈する為に帝から預かった刀を奪われてしまう。
黒田(三船敏郎)は大使の命で、強盗団の一味だがアラン・ドロンの裏切りによって奪った金を持ち逃げされたチャールズ・ブロンソンと共に刀を奪還する旅に出る。
アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソンと並んでも全く引けを取らない三船敏郎の存在感は流石「世界のミフネ」
西部劇の中にサムライ姿という図は非常に奇妙だが、流暢に英語を話し、外国においても武士道を貫く三船敏郎の堂々とした姿は外国映画にありがちな日本人の滑稽な姿とは全く違う。
むしろタイトルからも感じられるように日本の武士道へのリスペクトを感じて非常に好感を持った。
ストーリーはシンプルながら三船敏郎とチャールズ・ブロンソンの珍道中が楽しく、普通の西部劇とはひと味違う面白い作品だった。
