パエリア太郎

僕達急行 A列車で行こうのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

僕達急行 A列車で行こう(2011年製作の映画)
3.5
僕は電車が嫌いです。毎日行きも帰りも大体満員ですよ。
でもこの映画をみて、電車を乗ってる時の楽しかった時間を思い出しました。
なんか明日から少しだけ、電車に乗ることが楽しみになりそうです。

僕は今まで瑛太さんのことも松山ケンイチさんのことも全然好きじゃなかったんですが、この映画で好きになっちゃいました。
貫地谷しおりさんのことも全然好き(略)超チャーミングでした!

下北沢駅に付けば世界のどこにでも行けるってそんな発想ありませんでしたもん。
楽しいことがこんなに日常に転がってると思うと、なんだかHappyだなーってなもんですよ。
鉄道だけの話じゃない、水晶が好きでもゲームが好きでもキャバクラが好きでもイイですよね。好きなものがある事が豊か、なんの捻りも無いけど真っ直ぐな正論が気持ちいい。

ほのぼのした映画なのに全てがやりすぎてて、やりすぎ余って可愛さ100倍みたいな!ほのぼのしてるのに、尖ってる、尖ってるけど懐かしい。
別に大笑いできる訳じゃないけど、ずっと見てたい。
(でも終盤の貫地谷しおりさんの登場シーンでは吹き出しそうになりました。良いシーンでしたが)
全国のオシャレなカフェテリア経営者のみなさまは洋楽のプロモやモンスターズインクをかけてないで、俺達急行を流せば大繁盛間違いなし。

あとこれは僕の感性がイカれてるのかもしれませんが、こんなに過剰なのに全然狙ってる様に見えない心地よさが有りました。
パエリア太郎

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