このレビューはネタバレを含みます
キャグニーのマザコン・ギャング。
なんかギャングの親玉ってマザコン気味に描かれること多いな?
これはあれだな、
ギャングスタスタイルのラッパーが、
父親リスペクトの曲はめったに歌わないのに(たまにはある)、母親リスペクトの曲がやたら多いようなもんだな。
マザコン、グレる説。
冬彦さん…
ストーリーテリング的には、主人公は潜入捜査してるファロンだよな。
でもコーディが実際の主人公っていう作りが、
観る側の複層的な感情を生むってのが絶妙。
エドぶっ殺せ~!って気持ちと、
パード(ファロン)頑張れ~!って気持ちが、
もう!
どっち!!
つかず!!!
途中までは。
エドへの復讐を成し遂げた後は、
どんどんどんどん凶悪で無慈悲なコーディを描くことで、
そこから完全にファロンに感情移入させる構成、
これマジでどんどんのめり込める。やばい。
お前誰やねん、を繰り返して、視聴者の新キャラに対する警戒心がなくなった頃、
突如ぶっ込まれる伏線回収。
これ見事すぎん?
最後のアクションシーンはそこそこどうでもいい。
そこに辿り着くまでに、精緻な構成で開始直後からずっと緊張感を切らさないのがマジで神。
バーナが警察にあっさりぶち込まれるまで込みで勧善懲悪の教科書みたいなやつよね。
とりあえずいつの間にかキャグニーがめっちゃ歳取ってたのが衝撃だったわ。
でも、
やっぱ脳筋ギャング役はキャグニーしかないよな。
ってくらいハマりすぎてたわ。しゅごい。