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エアフォース・ワンのtjZeroのレビュー・感想・評価

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)
3.0
ハリソン・フォードが主演だし、タイトルに”フォース”が入っているので観てみました…←ウソ(笑)。

『スター・ウォーズ』のハン・ソロや『ブレードランナー』のデッカードのように、フォードはアウトローなヒーローが似合う。インディアナ・ジョーンズだって結構ニヒルな考古学者だったし。いずれにしても、反体制側のヒーローである。
だから、バリバリ体制側の大統領役というのは違和感がある。
まあ、専用機内で激闘する役だから、いくらプレジデントがピッタリとはいえモーガン・フリーマンにやらせる訳にもいかないだろうし、威厳があって動ける…という意味でフォードが起用されたのかもしれない。

『ダイ・ハード』、『沈黙の戦艦』、『エグゼクティブ・デシジョン』といった20世紀末に流行した”テロリスト制圧アクション”諸作をごった混ぜにしたような内容なので、新味はない。
また、その後のアメリカの歴史(ブッシュ大統領による根拠なきイラク侵攻→アルカイダ誕生→ISへ)を知ってしまうと、テロリスト相手に奮闘する大統領の活躍が若干白けてしまうのも確か。

ただまあ、観ている間はウォルフガング・ペーターゼン監督(『U・ボート』や『ザ・シークレット・サービス』など)のガッチリした演出にのせられて、退屈はしなかった。
キャスティングもよかった。ゲイリー・オールドマンやグレン・クロースはさすがの存在感で、作品に重みを与えているし、なにより(みんなの)ウィリアム・H・メイシーが今回もナイスガイぶりを発揮しているのが嬉しかった。